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アタシのどこが気に入らないっていうの?
こんなにカワイくて、顔も、頭も、性格もいいお人形なんて、世界中探したって、どこにもいないはずよ!
初めのうちは、ご主人様も、あんなにアタシをかわいがってくれたのに……。
それなのに、それなのに……(グスン、グスン……) |
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あれ? あんなところで、女の子が泣いてるゾ。
おい、おい、君、どうしたんだい? |
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わ! ビ、ビックリした!
な、なんだ、泣いてるのかと思ったら、怒ってたのか。 |
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泣きながら怒ってたのっ!
人間たちが、あんまり「わからず屋」で、勝手だからよ! |
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いったい、なにがあったの? |
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なにがって、ほら、アタシを見てよ。すっごくカワイイでしょ?
あなた、こんなにカワイくて、美しくて、すばらしいお人形、見たことないわよね? |
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いや、あの、えーと……。そ、そうだね。 |
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そのアタシを、ご主人様は、ごみ箱に捨てたのよ!

しかも、その新しいお人形、アタシとは比べものにならないほど、顔も、頭も、性格も悪いのよ!
冗談じゃないわよッ! |
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ぼ、僕に怒られても……。
でも、確かに、君を捨てちゃうなんて、ひどいよね? |
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そうでしょ? そうでしょ? |
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まだ新しいし、少しもこわれてないし…… |
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そうよ! お肌だってツルツルよ! |
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いくら怒りんぼの変な人形だからって…… |
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なにッ! |
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あ! いや、そ、そういう意味じゃなくて…… |