OAC FaxMagic/400

「OAC FaxMagic/400」の概要

基幹システム運用が中心のIBM iでは今も、Fax利用の効率化は業務の生産性に大きな影響を与える重要なテーマです。
「OAC FaxMagic/400」は、IBM i専用のFax自動送信パッケージ。IBM iのスプールデータをWindows経由で相手先のFaxへ自動送信します。
IBM iからの帳票の作成/送信/複数相手先への連続送信/送信失敗した場合の再送信などの機能をサポート。
「出力に時間がかかり、大量出力もムダ」「財目手が通話中で送信できない」「複数顧客に同一書類を送信する際、いちいちFax番号を入力するのは面倒」「送信漏れや不達文書の再送信忘れなどの管理ミスが発生する」といった問題を解決し、単調で効率の悪いFax送信業務から貴重な人材を解放します。

※OAC FaxMagic/400は、キャノンIT社のライトニングFAXサーバーを使用しています。

「OAC FaxMagic/400」の特徴

  • 業務システムに組み込む全自動方式と、相手先指定で既存スプールを送信する手動方式の2つをサポート
  • IBM iで出力する印刷イメージをほぼ同じイメージでFax送信が可能
  • 縦倍、横倍、4倍角などの拡大文字、罫線なども出力可能
  • APWを使用することにより、イメージ出力など多彩な出力をサポート
  • B4(縦・横)/A4(縦・横)/B5(縦・横)、15インチストックフォーム(A4横に縮小して送信)などの用紙サイズに対応
  • アプリケーションプログラムの修正はほぼ不要
  • IBM iの端末画面から、Fax送信状況・送信結果を確認可能

動作環境

IBM i V5R4以上

「OAC FaxMagic/400」の導入事例

「OAC FaxMagic/400」を活用してFax送信業務を効率化した事例をご紹介します。

導入事例1 精密機械の製造販売会社
IBM iで出力している基幹業務の帳票と、PCで作成している設計書をそれぞれ印刷し、それぞれの帳票を工場へFax送信している。
これまでは、担当者がFax送信を終了するまで他の作業を行うことができませんでした。しかし「OAC FaxMagic/400」を導入することにより、Fax送信の全作業が自動化されました。担当者はFax送信作業から解放され、Fax送信に関するコストを削減できました。
導入事例2 アウトソーシング会社
現在2社のユーザーからサーバーのアウトソーシングを受託しており、各社ごとのIBM iを管理しています。
この2社は倉庫業で、倉庫への出荷指示書などはIBM iの基幹業務で処理した帳票をプリントアウトしてからFaxで送信していました。すべて手作業であったため、時間がかかり、人的ミスも多発していました。
「OAC FaxMagic/400」を導入後は、スプールファイルをIBM iからダイレクトにFax送信できるようになり、送信ミ スも解消され、大幅な工数短縮によリコスト削減を実現しました。

「IBM i(AS/400)」の事例

オークシステムは1983年の設立以来、システム/36、システム/38、AS/400、そしてIBM iと、IBMのミッドレンジ領域の豊富なシステム開発経験をベースに、ユーザー独自のニーズや業務要件を高く反映した特殊アプリケーションの開発を得意としています。
IBM i 上でのTCP/IPを使ったアプリケーション開発、IBM iのAPIを使用したアプリケーション開発、IBM iのネイティブ環境におけるXMLアクセスおよびパース処理アプリケーションの開発など、高度な技術力を必要とする開発に対応しています。
以下に、そのアプリケーション開発例の一部をご紹介しましょう。

事例1 IBM i からWebサービスへアクセス可能に
■特徴:
RPGネイティブでリクエストし、C/S Bridge経由で、XMLパースに対応しました。
RPG開発者は、XMLを意識せず開発できるように留意しました。
■業種:旅行業
■業務:チケット予約 B2Bサイト
■開発内容:
IBM iからチケット予約のWebサイトへXMLで通信可能にすべく、XMLアクセス部分をRPGで作成 (XMLパーサ、コード変換、RPG構造体に変換)。
事例2 WebSphere MQを使用したWebサイト構築
■特徴:
IBM i 上の基幹システムと連携するインターフェース部分をWebSphere MQで作成し、Javaで書かれたWebアプリケーションと連動させました。
■業種:金融業
■業務:B2Cサイト(資産照会)
■開発内容:
IBM iでCOBOLにより構築された基幹システムのデータを、WebSphere MQ経由でWeb上に公開。
IBM iとWebサーバー間の通信をWebSphere MQで一元化。
事例3 WebSphere MQを使った企業間通信の構築
■特徴:
IBM i上の基幹システムを担当するRPG開発者が簡単にWebSphere MQを使用できるよう、MQのAPIの実装を隠蔽しました。またこの開発が評価され、商社向けの別プロジェクトでは、WebSphere MQを簡単に呼び出せるJavaクラスを作成しました。これはILERPGをJavaに移植するようなイメージです。このJavaクラスを、さらに.net C#に移植したプロジェクトも手がけています。
■業種:電子部品メーカー、商社
■業務:企業間での受発注・在庫照会など
■開発内容:
IBM iと汎用機の間で、WebSphere MQ を経由してB2B取引を可能に。
さらにWindows上のJavaとIBM iの間をWebSphere MQで連携してB2Bを構築。
事例4 ICカードを使ったPCセキュリティ・システム開発
■特徴:
ICカードで認証しないとログインできない仕組みを作りました。
離席時にICカードを引き抜くと、PCを自動的にロック。ICカード障害時にもログインできるように、ワンタイムパスワードを発行するようにしています。
■業種:サービス業
■業務:業務PCのセキュリティ管理(社員向け)
■開発内容:
IPCに接続したICカード(社員証)で、PCへのログインを管理。同時にPC内の情報を暗号化。
事例5 ICタグ「RFID」使ったデータ収集システム
■特徴:
RPGからはスプールファイルに必要な情報を出力。
スプールファイルを監視して情報をサーバーに送信します。さらにサーバーから、タグプリンタまたはICタグライターに出力します。
■業種:サービス業
■業務:IBM iでICタグ情報を書き込むこと
■開発内容:
ICタグに情報を書き込む。

 


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